
思うところがあって半年ほど放置していた情報商材のレビューを、前回半年ぶりに再開しました。
再開の理由の一つに「上っ面を変えただけの使い回しオファー」への気持ち悪さを挙げましたが、今回取り上げるのはその使い回しオファーとして目に止まった「海信ゼミ第三期 アフィリエイト初心者(小宮廉利)が6カ月で単月報酬600万を稼いだ超ブラックな裏ワザ」になります。
URL:http://sys.acadj.net/kaishin/lp/
URL:http://sys.acadj.net/kaishin/opt/
URL:http://sys.acadj.net/kaishin/opt/index2.html から
URL:http://sys.acadj.net/kaishin/opt/index5.html まで
販売会社:アカデミアジャパン株式会社
代表取締役:石田健
提供者:海信(兼崎秀治)
アフィリエイト初心者が6カ月で月額600万を稼いだ超ブラックな裏ワザ 海信 レビュー
使い回している前回分は、「超ブラックSEOで、1日で作ったサイトで1日500万円稼いだ方法」というもので、ノウハウ提供者である海信さんが、iPhoneのモデルチェンジの発売タイミングを見計らって作った、iPhone6予約アフィリエイトのペラサイトに1,000本もの被リンクを貼り、「iPhone6 予約」のキーワード検索結果で上位表示させて荒稼ぎをするというものでした。
今回の例は「ワキガ対策サイト http://www.wiomariculture.org/ 」を作成し、物販アフィリエイトで短期的に稼ぐ方法です。
実例サイトを見せないオファーが多い中、こうしてサイトを紹介することは評価できる点だと思います。
このワキガペラサイトに、わずか5分で設定しただけで最大1,500本の良質なリンクを一気に貼ることのできる「市原リンクシステム」なる超ブラックなツールを駆使して上位表示し、Googleに不正行為が見つかるまで、また荒稼ぎをしようというオファーのようです。
iPhone6がワキガに変わっただけの使い回し手法であるばかりか、超ブラックな裏ワザというものが、すでに前回のiPhone6時点で効果を期待することができないSEO手法なのです。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
当アフィリ課ブログでは何度も繰り返していますが、Googleの会社情報ページに書かれた10の理念の内、最初に掲げられたものは「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」です。
Googleは、ユーザーの利便性を第一に考えています。
それはGoogle検索に対しても変わらぬ信念であり、上位表示の仕組みは検索ユーザーを最も重視して構築されたシステムです。
そのため、検索ユーザーが求める良質な情報を提供していない代表格ともいえる被リンク売買サイトやペラサイトは、検索結果から排除される傾向にあります。
お客様本位はあらゆるビジネスに共通した普遍的理念です。
お客様が求めいていない(トレンドではない)商品を店内の一番目立つ棚に陳列するお店など何処にもありません。
それにも関わらず、インターネットというバーチャルな世界であるがゆえ、勝手に自分に都合の良い商品を似非SEOで偽装して、目立つ位置に並べ、Googleと検索ユーザーを欺いてきたわけです。
とはいってもそれは昔の話です。
現在はそうした悪質な行為(今回のオファーで例えるなら超ブラックな裏ワザ)は、検索結果を構築するインデックス作業の時点で、Googleの検索ランキングエンジンによって振るい落とされてしまいます。
例えば、セールスレターで「わずか5分で設定しただけで最大1,500本の良質なリンクを一気に貼ることのできる市原リンクシステム」という謳い文句があります。
検索アルゴリズム要因としての被リンクとは、ユーザーにとって価値のある情報を発信し続けることで、最低でも数ヶ月掛けて徐々にナチュラルな被リンクが増えるサイトに対して評価を与えるものです。
ツールを使って一気に被リンクを増やすような行為には評価どころか真逆のペナルティが科せられるだけです。
そもそもペラサイトが検索上位に表示されることは殆どありません。
コピペで作成したオリジナルコンテンツが皆無で、アフィリエイトリンクの広告しか記載されていないページなど、Googleは大切な検索ユーザーに紹介しません。
不正行為は、当アフィリ課ではこれまで幾度も説明しているので割愛しますが、Google検索アルゴリズムのペンギンアップデートやパンダアップデートによって、例えば下記のように対処されます。
また、ペラサイトは無料で大量に見つけることができる中古ドメインで発信するようです。
どんなに安いドメインでも年間数百円は維持費用に掛かるものですが、無料で見つけることができるということは、タダほど怖いものもありませんが、すでに取得済みの海信さん名義の中古日本語ドメインでも貸してもらえるということでしょうか。
いずれにせよ、ドメイン取得は先願主義(早い者勝ち)なのでそう都合よくペラサイトごとにアフィリエイト商材にあったドメイン名が残っているはずがありません。
中古ドメインが発信していた以前のサイト情報と今度のアフィリエイト商材が合致しない限り、購入する意味などありませんし、そもそも中古ドメインでよく言われるページランクは、2013年以降更新されていない遺物のようなもので、検索ランキング要因とは無縁です。
もう、これ以上の説明は不要ですね。
以前のレビューと合わせて読んでいただき、海信ゼミの受講料198,000円が価値あるものかどうかを正当に評価できる指針となれば幸いです。
超ブラックSEOで、1日で作ったサイトで1日500万円稼いだ方法
それでは、福山真樹夫でした。