
先にご紹介したサイトアフィリエイトの「テーマ選定編」「キーワード選定編」は報酬が比較的早期に発生しやすく、初心者でも取り組みやすい短期報酬発生型です。
今回は長期安定型の「テーマ選定編」「キーワード選定編」についてご説明いたします。
短期報酬発生型ではアクセスありきでサイトを作っていくのに対して、長期安定型では案件(広告)ありきでサイトを作ることになります。
そのため、必然的にテーマを選ぶ際の基準も変わります。
- テーマ選定編・キーワード選定編(短期)
- テーマ選定編・キーワード選定編(長期)
- サイト構築編・記事作成編
- 広告選定編・ソーシャルメディア編
- SEO対策編・サイト展開編
目次
テーマ選定編(長期安定型)
短期報酬発生型の場合「いかにアクセスの集まりやすいテーマを扱うか」がポイントですが、長期安定型の場合「いかに良い案件(稼げる案件)のあるテーマを扱うか」がポイントになります。
繰り返しになりますが、長期安定型サイトを作っていく場合は「いかに良い案件(稼げる案件)のあるテーマを扱うか」が大切です。
そのため、扱う広告に基づいてテーマを決めていく、もしくは広告とテーマをセットで決めていくというイメージを持つ必要があります。
広告のことを考慮せずに先にテーマだけを決定してしまった結果、「サイトを作り込んでも稼げない」などといったことにならないように注意しましょう。
報酬単価の高い広告を選ぶこと
広告選定に関することでもありますが、報酬単価の低い広告しかないテーマは避けるべきです。
例えば、1件の成約で500円の広告を扱った場合、10万円稼ぐには200件もの成約が必要になります。
一方で、1件5000円の広告であれば、20件で10万円の報酬に達します。
報酬単価の低い広告を扱った方がライバルが少ないから稼ぎやすいという考え方もありますが、実際のところ効率が悪いものです。
初心者のうちはモチベーションにも繋がりますので、報酬単価の高い広告を狙っていくことをお勧めします。
最低でも1件1000円以上の報酬を選択したいものです。
長期安定型サイトにおけるテーマの選び方
どれだけ自分が興味を持っているテーマでも、稼ぎにくいテーマを選ぶべきではありません。
あくまでも目的は「サイトを作ってお金を稼ぐこと」です。
稼げるテーマを扱うことは絶対条件で、継続するためにも、かつ興味のあるテーマであればベストです。
ASPや競合するアフィリエイトサイトの人気案件や高単価案件をリサーチして、長期安定型サイトのテーマを決定してください。
サイト規模
「何ページくらいのサイトが稼ぎやすいですか?」という質問があります。
しかし、サイト規模(ページ数)はそこまで重要ではありません。
どのようなサイト規模であっても、キーワード選定と広告選定ができていれば稼げるはずです。
ただし、サイト規模によっては、メリット・デメリットがありますので、それらを理解した上でサイトの規模を決定しましょう。
以下、「小規模サイト」と「中~大規模サイト」それぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
小規模サイトのメリット・デメリット
メリット
小規模サイトの最大ともいえるメリットは、サイトタイトルでキーワードを狙えることです。
中~大規模サイトでは記事の1つ1つでキーワードを狙っていくわけですが、その場合、http://●●.com/●● というように、1つ下のディレクトリ、もしくはさらに下のディレクトリに情報をアップすることになります。
対して小規模サイトは、サイトタイトルでキーワードを狙う場合、http://●●.com のトップ(ルートドメイン)に情報をアップするため、そこで狙うキーワードは上位表示させやすいという特徴があります。
また、小規模サイトの場合、基本的にトップページだけでの成約を狙うため、サイト内の誘導をほとんど考慮する必要がないのもメリットです。
デメリット
小規模サイトを作っていくということは、次々に新しくサイトを立ち上げていくということです。
サイトを立ち上げる度にドメインを取得する必要がありますので、ドメイン費用が掛かることがデメリットといえます。
また、ドメイン数が増えれば増えるほど、管理に手間がかかります。
ドメイン毎に「狙うキーワード・検索順位・ページ数・リンク状況」などを把握しておく必要があり、その辺が煩雑で大変になります。
中~大規模サイトのメリット・デメリット
メリット
中~大規模サイトを作るということは、必然的にサイト全体のコンテンツ量が増えていきます。
そのため、長期的に見てサイトが評価されやすいのが大きなメリットです。
ライバルの多いビッグキーワードを狙う場合、小規模なサイトではどうしても太刀打ちできません。
1サイトだけで数十万円・数百万円を狙うのであれば、中~大規模サイトが最適です。
また、小規模サイトのデメリットの裏返しですが、中~大規模サイトの場合、管理に手間がかからないこともメリットとして挙げられます。
デメリット
規模が大きくなるほどライバルの強いキーワードを狙うケースが多くなり、報酬が発生するまでにどうしても時間がかかります。
小規模サイトでニッチなキーワードを狙う場合と比べると、スピード感という点では劣ります。
このことは、サイトアフィリエイトを運営者のスキルにより、「短期報酬発生型」「長期安定型」と分ける所以でもあります。
また、サイト規模を大きくしていけばいくほど、SEOに注力する必要があります。
規模が大きくなればサイト内で導線を作る必要が出てきますし、ライバルの多いキーワードを狙うなら、外的SEOを行う必要も出てきます。
小規模サイトにSEO対策が不要なわけではありませんが、サイト規模が大きくなるほど、注力しなければいけないことが多くなります。
キーワード選定編(長期安定型)
報酬を発生させるためにも、稼げるキーワードを狙ってコンテンツを作っていく必要がありますが、それは誰もが思うことです。
そのため、すぐに思いつくようなキーワードは基本的にライバルが多いわけです。
例えば、商標キーワードや「●● ランキング」「●● 口コミ」「●● おすすめ」などです。
こういったキーワードを狙っていく場合は、ライバルサイトよりも上位に表示させる必要がありますから、必然的にSEOが勝負を分ける鍵になります。
ライバルが少なく稼げるキーワードを狙う
そこで「ライバルが少なくて稼げるキーワードを狙う」ということに思い当たります。
ライバルがいないキーワード、もしくはライバルが弱いキーワードであれば、SEOにそこまで注力しなくても上位表示できますから、一人勝ちできる可能性が高くなります。
ほぼ、キーワード選定だけで勝負することができるというわけです。
ですが当然、ライバルが少なくて稼げるキーワードを見つけるのは簡単なことではありません。
以下、長期安定型における「一人勝ちするキーワードの見つけ方」について考えてみたいと思います。
一人勝ちするキーワードを狙う時の考え方
まず、一人勝ちするキーワードを狙う時に知っておいていただきたいことが「キーワード選定が全部成功するのは不可能」ということです。
全部成功するのは不可能どころか、1割当たれば御の字くらいの感覚で望む必要があります。
「たった1割?」と思うかもしれませんが、そんなものです。
たった1割でも、ライバル不在のキーワードが見つかれば、かけた労力に対する報酬は十分に得ることができるのですから。
もちろん、何となくでキーワードを決めるのは危険です。
ターゲットの悩みを言語化して、検索ボリュームやライバルサイトをチェックして、コンテンツを作るかどうかを決めていきます。
ただし、どれだけリサーチしても、どれだけ考えても、最終的に当たるかどうかは記事を公開してみないとわかりません。
そのため、「このキーワードで書くべきなのか…」と迷ったら、まずは書いてみるべきです。
最初のうちは1割にも満たないヒット率かもしれませんが、数をこなしていく内に徐々に当たる確率は高くなります。
また、後述しますが、1つ当たりキーワードが見つかると、新たな戦略を取り入れることも可能になります。
当たりキーワードを見つけた後の戦略
一人勝ちキーワードを狙っていくことのアドバンテージは、この戦略が使えることです。
数をこなしていると、当たりキーワードが出てきます。
ここで言う当たりキーワードとは、検索順位が上位で、報酬が発生しているキーワードです。
そうしたら、次に以下2つの戦略を積極的に取り入れていきます。
- 当たったキーワードの関連キーワードを狙う。
- 当たったキーワードだけで新サイトを作る。
当たったキーワードの関連キーワードを狙う
当たりキーワードに関連するキーワードが導くものは、同じようなSEO難易度、同じような購買意欲の高さを持つ訪問者であることが想像されます。
よって、当たりキーワードの関連キーワードを狙うことで、ヒット率は一気に上がるようになります。
例えば、「うなじ 毛深い」というキーワードで報酬が発生しているのであれば、「首 毛深い」というキーワードを狙ってみるとか、そういったことです。
当たったキーワードだけで新サイトを作る
2つ目は、同じテーマで複数の当たりキーワードが見つかった後の戦略です。
例えば、10個のキーワードで報酬が発生するようになったら、そのキーワードだけで新しいサイトを作っていきます。
そうすることで、大半の記事が上位に表示されて、購買意欲の高い人ばかりが訪れることになるため、非常に強いサイトを作ることができます。
非常に強いサイトを作ることができるということは、1サイトだけで大きく稼げる可能性が非常に高いということです。
2つの戦略を取り入れるために同テーマを攻めていく
上記2つの戦略を取り入れていくためにも、同テーマをひたすら攻めていくのがお勧めです。
特に2つ目の戦略は、テーマがバラバラでは取り入れることができません。
せっかく当たりキーワードが複数見つかったとしても、テーマが「脱毛」「キャッシング」「ウォーターサーバー」などとバラバラでは、1つのサイトにまとめるのはさすがに困難です。
また、同テーマを攻めていった方が、テーマに対する知識が深まり、キーワード選定力の向上、良質なコンテンツ作りに繋がるという理由もあります。