
今回はオファーのタイトルを見て仕事柄思わず反応してしまったこちらの商材です。
『2015年、検索エンジンが大荒れを起こし、勝ち組、負け組がはっきりとわかれます。
その一方、初心者にとっては10年に一度の最大のチャンスです!』
という商材をレビューします。
URL:http://sys.acadj.net/ichihara/opt/
販売業者:アカデミアジャパン株式会社
運営責任者:石田健
何故、そんなに素晴らしいなら、プロに売らないの??
私が冒頭で、仕事柄思わず反応したというのは、「2015年の検索エンジン攻略法」というキャッチコピーが、4/21からgoogleが開始予定のスマホSEOの変動に関したまともな商材なのかなと、一瞬だけ思ったからです。
スマホ検索に重大なSEO変動!! 4/21までに行う確認と対策とは
でも全く違いました。
セールスレターを読み始めて呆れるばかりでした。
市原高一氏が言う
「2015年、検索エンジンが大荒れを起こし」
「10年に一度の最大のチャンスです」
これが本当なら、市原高一氏はこのような個人向けの無料オファーではなく、全国のWeb制作会社に営業を掛ければいいのにと思ってしまいます。
その方が数十倍儲かるはずですからね。
莫大な金額になると思いますよ。
ぜもそれは絶対しないはずです。
専門家はセールスレターを見ただけで嘘だとわかるからです。
この胡散臭さは、専門家でなくても、少しでもブログを運営した人なら気づくはずです。
つまり、初心者をターゲットにしたオファーです。
一体、何を売り付けようとしているのでしょうか。
そもそも自らネットビジネスの鬼才と称して、曲がりなりにも「検索エンジンが大荒れ」というSEOを扱ったオファーをしているセールスレターに「SEO」というキーワード文字がゼロってことなどあり得ないです。
ネットビジネスの鬼才が自信を持ってオファーするなら、無料なのか、高額塾が控えているのかは知りませんが、セールスレターをもっとアピールすべきです。
それこそ、市原高一氏が今回のオファーで言わんとしているSEOを駆使すればいいではないですか。
更に言うなら、自らがこれまで提言してきた
「市原式 SEOアフィリエイト講座」
http://olive-ge.net/ich03/opt/
「市原塾 市原高一」
http://olive-ge.net/ich03/opt/lp/
のノウハウを使ってセールスレターをSEOすればいいのです。
しかし、市原高一氏に限らず、SEOを謳っている人のセールスレターって全くそういうことはしませんね。
しないというか、できないわけです。
自ら実証できない商材を延々と販売し続けている彼らをあなたはどう思いますか?
悪質なSEOノウハウ、しかも使えない手法です
私もそんなに暇じゃないので市原高一氏が熱弁している動画の端から端まで視聴したわけではありませんが、市原高一氏が行おうとしているSEOは、人工的被リンク、ペラサイト量産、コピペサイトといった手法でしょう。
何度も繰り返しているので、ここでは多くは語りませんが、Googleの会社情報を見てください。
10のうち、一番目に掲げる理念はこうです。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
つまり、Googleにとってのお客様は、検索エンジンを使う検索ユーザーなわけです。
お客様に満足していただくGoogleの使命は検索後、上位表示されたサイトが検索ユーザーにとって満足できる良質なコンテンツをもったサイトであるかどうかということです。
悪質なSEOを使って上位表示に食い込んできたサイトは、Googleにとっても、検索ユーザーにとっても邪魔で不要な存在でしかないわけです。
したがって、悪質なSEOをしているサイトである人工的被リンク、ペラサイト量産、コピペサイトなどは、2012年あたりから検索圏外行きになっています。
Googleの検索順位(SERP)を決定しているランキングエンジンが「パンダ」「ペンギン」というコードネームのアップデートを重ね、最近では、被リンクの「質」や「量」ではなく、Webサイトが持つ内部構造の重要度が高まっています。
いわゆる「ハミングバード」アップデートです。
- ソーシャルメディアで共有されたコンテンツ
- ナチュラルなリンクで信頼のおけるコンテンツ
- よりナチュラルな文章で専門性の高いコンテンツ
こうしたものを検索ユーザーは求めています。
あなたは検索結果の上位表示サイトをクリックしてアクセスしたサイトが、自分が求めていないサイトだったらどうしますか。
そんなことが続いたら誰もGoogleを信じなくなります。
企業は、CMやテレビでは、もう覚えづらいhttpとかwwwといった自社のWebサイトのアドレスは言いませんね。
まずは「○○○○○○」と検索してください、と言います。
それだけGoogleが企業に信頼され、実際に「○○○○○○」というキーワードを検索すると、オーガニックリンク(広告を除いた検索結果のリンク)では間違いなくトップに表示されます。
それだけ検索エンジンの頭脳が、検索ユーザー思考に向かって進化したということです。
こうした状況になった現在においても、市原高一氏はGoogleや検索ユーザーを欺いたSEOをしようとたくらんでいるのです。
全部やるだけ無駄です。
単に無駄ならいいですが、無料オファー、無料動画のバックには数十万円の市原塾なるものが控えているはずなので、近寄らないに越したことはありません。
それでは、福山真樹夫でした。