
私は昨年の8月から約半年間、無料オファーのレビューをしていません。
しかしその間、ネットビジネス界に足を踏み込んだばかりの初心者層の方々は、相変わらず騙し続けられているのです。
それはなぜか?
騙す人間がいるからです。
レビューをしない間も受信トレイにやってくる懲りない面々からのオファーメールは跡を絶ちません。
気になるものだけざっと目を通し、あとは既読にしてアーカイブしてきましたが、今年に入り、年度が変わるたびに毎年そうなんでしょうが、前後矛盾したオファーを仕掛けてきたり、上っ面を変えただけのオファーを使い回すといった、実に支離滅裂なシロモノが多いことに、不快な驚きを覚えています。
こうした初心者層に狙いを定めた商材販売者たちの容赦の無い徹底した搾取ぶりには嫌気が差します。
騙される方も騙される方でしょうが、人によっては藁にもすがる思いで購入した商材が使い物にならなかったら、悲劇としかいいようがありません。
そこで、今後は暫定的にレビューを再開したいと思います。
丸山式アフィリエイト2016 丸山広樹 レビュー
先ずはタイトルだけを見ると、今年のアフィリエイトを象徴するかのような「丸山式アフィリエイト2016」からリスタートします。
年度が変わるたびにこうした西暦を冠した意味不明なネーミングが増えるのは、昔ながらの傾向です。
だからといって、その内容も2012年頃に崩壊した「ペラサイトの量産」を「自作自演の被リンク」をして「中古ドメイン」で発信するという現在では全く使えない旧石器時代のアフィリエイト手法ではいただけません。
URL:http://sys.acadj.net/maru/opt/
販売会社:アカデミアジャパン株式会社
代表取締役:石田健
提供者:丸山広樹
以前主催していた丸山塾なるものでは、シリウスでペラページを量産していたようですが、今回はどうなんでしょうか。
Googleのパンダアップデートによって息の根を止められたペラサイト量産作業。
それを今更実行したところで、検索圏外直行という重いペナルティが科せられるだけです。
Web制作会社を運営している私としては、ペラサイトは笑い話のネタにすらならない行為ですが、それ以前にブログ全盛の今の時代、WordPressなどのCMSを使わずに静的なHTML(シリウス)で一体どうやって更新頻度を高め、検索上位を狙うのかが不思議でなりません。
しかも取り扱いには注意が必要な癖のある中古ドメインを使うようです。
あなたが発信するブログテーマにあった文字列の中古ドメインが空いていて、適正価格であれば問題ありませんが、先願主義のドメイン名取得にそんな都合の良い話はなかなかありません。
一体、その中古ドメインは過去にどのような業種のサイトのアドレスに使われていたのか、発信していたコンテンツの中身は?
サイト情報が違う内容なら以前の履歴を刷新するだけ余分な時間がかかります。
ましてや異業種なら以前の被リンクのせいで、Googleのペンギンさんから「被リンク目的のために作られたリンクネットワーク」と判断されてしまい、これもペナルティ対象になります。
ページランクが高いとか言っても無駄です。
普段我々が口にしているページランクとは、Chromeブラウザなどに付いているサードパーティ社のページランクのことを指し、そのランクの元になっているGoogleのデータは2013年以降更新が止まった、検索ランキング要因とは無縁のもので、ページランク3だの4だの言ったところで、それはブラウザに付いた暇つぶしのおもちゃみたいなものです。
ランキングエンジンのアルゴリズムに組み込まれた指標として、確かにGoogle社内ではページランクは存在しているようですが、それは我々一般ユーザーが目にできるようなものでは決してありません。
「自作自演の被リンク」に至っては、小手先のSEOにすらならない悪質な行為です。
被リンク販売、自作自演のリンクネットワーク、内容の薄い量産ペラサイト、コピペサイトなどは、Googleにとって、ひいては検索ユーザーにとって、不正なSEOであり、もはやマイナス効果しか思い付きません。
Googleペンギンアップデートで自演リンクは非常に見抜かれやすくなり、今やサテライトサイトから大量なリンクを送る場合、ペナルティのリスクは避けられません。
つい最近、Googleは検索結果を不正に操作するリンクプログラムに参加してリンクの売買を行っていた日本のサイトに対処したことを、ウェブマスター向け公式ブログにて「プログラムのネットワークに対策を行いました」と題したページで報告しています。
この商材の核を成す「ペラサイトの量産」「自作自演の被リンク」「中古ドメイン」のどれひとつとってもまともなアフィリエイト手法はありません。
P.S.
この商材に限ったことではありませんが、私のパソコンにインストールしているセキュリティソフトのマカフィーが、不審と判断した情報商材のランディングページに対し、警告を出すことに気づきました。
インターネット上の脅威になる危険なサイトへのアクセスに注意勧告してくれる「マカフィー ウェブアドバイザー」機能を有効にしていると、Googleなどの検索結果の各ウェブページに対する安全評価のアイコンが表示されます。
上記のような私の拙いレビューよりも、米インテルの子会社のマカフィーが警告を出してくれるのです。
冒頭の話に戻ってしまいますが、これではわざわざレビューする必要などないですね(笑)
当アフィリ課では「おすすめ教材カテゴリ」において、アフィリエイトを実践する上で、おすすめの教材を紹介しています。参考にしていただけたらと思います。
では、福山真樹夫でした。