
Googleはユーザーの利便性を第一に考え、スマホ検索においてモバイルフレンドリーなWebページの上位表示を4/21から行っています。
スマホに最適化したサイトには、「スマホ対応」ラベルが付き、優先されて検索上位に表示されます。
そのスマホ検索ランキング要因に、コンテンツの大部分を覆い隠してアプリのインストールを迫ってくる、インタースティシャル広告の非設置が加わりました。
「インタースティシャル」とは、検索結果からサイトにアクセスしたときに、スマホのスクリーン全体に広告を差し込んでくる形式のもので、コンテンツが全く見えなくなるアフィリエイト報酬欲しさを丸出しにしたウザい広告です。
Googleの調査結果では、「インタースティシャル広告」に出くわすと、ユーザーの69%はその先に進まずページを離脱するようです。Googleにとって検索ユーザーに最適な情報提供をサービスしているつもりでも、全面インタースティシャルで利便性を削がれてしまっては元も子もありません。
そこでGoogle検索結果においては、スクリーンの全面を覆うインタースティシャル広告が11/1より禁止になります。
禁止とはやや大袈裟ですが、ページの大部分がアプリのインタースティシャルバナーで覆われている場合、モバイルフレンドリーではないとみなされてしまい、スマホ検索での評価が下がるということです。

コンテンツの大部分を覆い隠すアプリ インストール インタースティシャルは検索エクスペリエンスを低下させる

押し付けがましくない位置でのアプリ インストール バナーが望ましい
11/1の導入にあわせ、すでにモバイルフレンドリーSEOツールが用意されています。
インタースティシャルに問題があると診断されたサイト内のページ数が表示されます。
今回の変更は、「アプリ」のダウンロードを促す全面インタースティシャルのみが対象となり、他の広告のインタースティシャルには適用されないということです。
また、インタースティシャルを否定しているのではなく、ユーザーの利便性を損なうようなコンテンツの大部分を覆い隠す行為を非推奨としており、Googleは全面表示の代替として次の方法を紹介しています。
コンテンツの邪魔にならないようにページの一部にさりげなく設置しなさいということです。
いずれにせよ、多くのユーザーが嫌う広告スタイルなので、個人的にはインタースティシャル自体をこれを機にやめたほうがいいかと思います。