Googleアナリティクス初期設定でアフィリエイトに差が出る7項目

Googleアナリティクスの登録と設置方法

あなたは自分のブログに、何人くらい訪問者が来て、どのページにアクセスが集まっているのか、どのページでブログから離脱してしまうのか、アフィリエイトリンクをどのくらいクリックしているのだろうか、といったことが気になると思います。

アクセス解析は、そうした訪問者状況を把握して、あなたのブログの改善を図る重要な手掛かりを提示してくれます。

Googleアナリティクスは代表的な高機能アクセス解析ツールで、無料で利用することができます。主に「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン(目標の達成)」の4つの分析を軸にしたツールです。
ウェブマスターツールとの連携でSEOを強化し、アドワーズとの連携で収益率の測定も可能です。

ユーザー分析
訪問者属性、ページビュー、時間帯別アクセス、直帰率、新規訪問者・リピーター割合、滞在時間、モバイル環境
集客分析
訪問経路、検索キーワード、検索画面でのクリック率、SNS訪問、共有URL、被リンクの貢献度、検索エンジンの評価
行動分析
人気ページ、ランディングページ確認、離脱ページ、サイト内検索確認、ページ遷移、リンクのクリック率
コンバージョン分析
目標の達成度、SNS経由コンバージョン、訪問者の行動履歴

あなたのブログでこのような分析をするために、Googleアナリティクスにブログを登録し、トラッキングコードを設置します。
アフィリエイトで稼ぐためには必須の設置となります。

1.Googleアナリティクス登録

以下、初期設定の方法を説明します。
前提条件として、以下のページで説明したGoogleアカウントが必要になります。

ネットビジネスで事前準備する4つのコト+お役立ちソフト

Googleアナリティクスサイト

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスにアクセスし、右上にあるGoogleアカウントでログインします。

複数のGoogleアカウントを持っている場合は、Googleアナリティクスと紐付けしたいアカウントにログインします。
新規作成するときは、「アカウントを作成」ボタンを押します。

Googleアナリティクスアカウント作成

上記の画面に移りますので、右側の「お申込み」をクリックします。

Googleアナリティクスアカウント申請画面

対象となるあなたのブログ情報を入力します。

  1. アカウント名
    あなたのブログを管理する上で自分の好きなグループ名を付けます。
    私は当ブログ「 http://afirika.net/ 」の時は「afirika.net」というドメイン名を入力しました。複数ブログを立ち上げた時には、このグループに加えると便利です。
  2. ウェブサイト名
    ブログ名を入力します。
  3. ウェブサイトの URL
    http:// 以降のあなたのブログアドレスを入力します。
    SSLのブログの時は左側のプルダウンからhttps:// を選択してください。
  4. 業種
    あなたが発信するブログに一番近いものを選んでください。
  5. レポートのタイムゾーン
    日本を選択します。プルダウンの下の方にあります。

トラッキングIDを取得

「レポートのタイムゾーン」の下にある、データ共有設定の各項目にチェックが入っていることを確かめ、同画面の下部にある、「トラッキングIDを取得」をクリックします。

Googleアナリティクス利用規約がポップアップします。
プルダウンから日本を選び、規約の内容に同意できる場合、ページ下の「同意する」ボタンをクリックしてください。

Googleアナリティクスの作成が完了しました。

2.トラッキングコードの編集

All in One SEO Packから認証する場合は、こちらをご覧ください。
All in One SEO Packの設定方法と使い方の全てを解説

アクセス解析に必要なトラッキングコードが発行されます。

トラッキングコードの発行

トラッキングコードの設置に先立ち、作業の効率化を図るため後述する「訪問者の属性」と「拡張リンクアトリビューション」用の追加コードを事前にトラッキングコードに付け足します。

「訪問者の属性」と「拡張リンクアトリビューション」が不要な時は、この作業は飛ばしてください。

上図の赤枠内のトラッキングコードをコピーし、下記の変更前箇所を探し、変更後の2~3行目を追加してください。

変更前

  ga('create', 'UA-XXXXXX-Y', 'ZZZZ');
  ga('send', 'pageview');

変更後

  ga('create', 'UA-XXXXXX-Y', 'ZZZZ');
  ga('require', 'displayfeatures');
  ga('require', 'linkid', 'linkid.js');
  ga('send', 'pageview');

3.トラッキングコードの設置

トラッキングコードをブログに設置した時点から、データの収集が開始されます。
そのために、WordPressの該当するファイルにトラッキングコードを記入します。

Googleが推奨するトラッキングコードの掲載位置は、時期により変わります。
この記事を書いている時点での推奨方法をベースに、以下の2つの方法を紹介します。

テーマによっては、WordPressの管理画面にトラッキングコード専用の記入欄が設けられていることもあります。
その場合はその機能をご利用ください。

別途スマートフォン専用のテーマがある場合は、下記の方法を繰り返します。

3-1.【方法1】analyticstracking.phpの設置

テキストエディタでanalyticstracking.phpという空のファイルを作成しておきます。
上記2で追加したトラッキングコードを、analyticstracking.phpファイルに貼り付けます。

テキストエディタについては「ネットビジネスで事前準備する4つのコト+お役立ちソフト」でご紹介した「5-3.HTMLテキストエディタ」を参照してください。

次にあなたが使用しているWordPressテーマ(テンプレート)の「header.php」を開き、 <body> タグの直後に次の行を追加します。

<?php include_once("analyticstracking.php") ?>

FTPソフトを使って現在使用中のWordPressテーマディレクトリーにログインし、トラッキングコードを保存したanalyticstracking.phpとheader.phpファイルを上書きアップロードします。

3-2.【方法2】WordPress管理画面から更新

テキストエディタやFTPの操作が不慣れな場合は、次の方法でトラッキングコードを有効にしてください。

WordPress管理画面からトラッキングコードを追加

  1. WordPress管理画面メニューの「外観」→「テーマ編集」をクリックします。
  2. 現在使用中のテーマ(テンプレート)であることを確認します。
  3. ヘッダー(header.php)をクリックします。
  4. テーマの編集がヘッダー(header.php)になったことを確認します。
  5. header.phpのバックアップを取ります。
    テーマ編集画面内のheader.php欄をコピーして、テキストエディタで「トラッキングコード設置前.txt」といった適当な名前を付けてパソコンに保存します。
    (バックアップファイルはこの作業で支障が出なかった場合、不要となります。)

    次に、コピーしたトラッキングコードをタグの直下に貼り付けます。(文字が反転している位置)
    <body>タグはお使いのテーマにより記載内容に違いがありますが、<body …>で始まる箇所の直後になります。上のサンプル画像は、WordPressの初期テーマ「Twenty Fifteen」の例となります。

  6. 以上の内容を確認した上で、「ファイルを更新」ボタンを押します。

4.訪問者の属性・嗜好を調べるための初期設定

ユーザー層のターゲットを絞ったブログでは、訪問者の年齢や性別が気になるところです。
あなたのブログが美容・健康・ダイエットの場合には、メインターゲットとなる年齢層が確実に訪問してくれているかどうかがブログ成功へのカギになります。

Googleアナリティクスでは、「ユーザーの分布」レポートで、年齢、性別が識別でき、Googleアドワーズのユーザ向けに開発された「インタレストカテゴリ」を使って訪問者の嗜好を調べることができます。

そのために、事前にユーザー属性とインタレストカテゴリのレポートの有効化が必要となります。

4-1.ユーザー属性とインタレストカテゴリの設定

ユーザー属性とインタレストカテゴリの設定

「ユーザー」→「サマリ」にアクセスして、「有効化」ボタンをクリックします。

ユーザー属性とインタレストカテゴリの有効化

この設定を行って初めて、ブログに来た人の年齢や性別がわかるようになります。
忘れずに設定を行ってください。

5.拡張リンクアトリビューションの設定

ブログの各ページの改善を行う際には、あなた自身の都合のよい思惑や根拠のない想像は排除し、実際の訪問者の利用状況を正確に把握する必要があります。

拡張リンクアトリビューションの設定

Googleアナリティクスの「行動」レポートの「ページ解析」は実際のブログページを表示させながら、バルーン(吹き出し)を使って、訪問者が行ったリンクの割合などを調べることができます。

クリック率の高いリンクを辿ることで、多くの訪問者と同じ行動を追体験することができ、改善点が見えてきます。
そのリンク移動の過程で同じリンク先であるにもかかわらず、掲載位置や掲載内容の観点などからクリック率の低いポジションが見えてきます。

拡張リンクアトリビューションを有効にすることで、同じリンク先が設定されている同一ページ上の複数のリンクについて、別々に情報を参照することができるようになります。

たとえば、「お問い合わせ」ページが表示される 2 つのリンクが同じページ上にある場合、クリック情報をリンク別に確認することが可能になります。

拡張リンクアトリビューションの申請

「アナリティクス設定」に移動し、「プロパティ設定」をクリックします。

拡張リンクアトリビューションの申請ボタン

「ページ解析」で、「拡張リンク アトリビューションを使用する」オプションをONにして、「保存」ボタンを押します。

6.ブログ内検索データ収集の設定

ブログ内検索とは、サイト内検索のことで、あなたのブログに設置したWordPressの検索窓からキーワード検索されたものを指します。

訪問者が求めている具体的なキーワードを知ることでブログコンテンツの改善を図ることができます。

ブログ内検索用の新しいレポートビューを作成します。
ブログ内検索データ収集の設定

「アナリティクス設定」からビューのプルダウンの中にある「新しいビューを作成」をクリックします。

ブログ内検索データ収集の設定画面1

ビューの設定欄で好きなレポートビュー名を入力し、「ビューを作成」ボタンを押します。

ブログ内検索データ収集の設定画面2

次にビューから先ほど作成した「ブログ内検索」を選択し、その下にある「ビュー設定」をクリックします。

ブログ内検索データ収集の設定画面3

表示されたページをスクロールし、ページの下の方に移動してください。

サイト内検索の設定にある「サイト内検索のトラッキング」をオンにします。
「クエリ パラメータ」には、WordPressの検索パラメーターである小文字半角の「s」を入れてください。
最後に「保存」ボタンを押します。

7.あなたの内部アクセスを消す方法

あなたは自分のブログに日々アクセスします。
新しいコンテンツを追加した後は、更新確認のため頻繁にアクセスするものです。
そのため、Googleアナリティクスの解析には、自分のアクセス数がカウントされてしまいます。

あなたのアクセスを除去して、一般の訪問者の正確な解析結果を得る必要があります。

企業が利用する固定IPアドレスネットワークであれば、固定IPアドレスを指定して確実に除外することができるのですが、アフィリエイト用として固定IPアドレスを割り当てるのは現実的な選択ではありません。

Google アナリティクス オプトアウト アドオン

Google Analytics オプトアウトというアドオン機能をブラウザに追加します。
Google アナリティクスによるデータの使用を無効にできるツールです。

Google アナリティクス オプトアウト アドオン

画面右上「Google アナリティクス オプトアウトをダウンロード」をクリックしてインストールページに移動します。
上図の右上「無料」ボタンを押してインストールしてください。

あなたが使用するブラウザごとにインストールする必要があります。
Chrome、Internet Explorer 8~11、Safari、Firefox、Opera で利用できます。
Internet Explorer の場合は、サードパーティ Cookie を有効にしてインストールしてください。

インストール方法についての詳細は下記リンクより確認することができます。
Google アナリティクス オプトアウト アドオン インストール方法

8.まとめ

Googleアナリティクス登録からトラッキングコードの取得、設置に加え、初期設定で忘れがちな「ユーザー属性」「拡張リンクアトリビューション」「ブログ内検索データの設定」の設定方法を説明しました。

最初に設定しておくことで、ブログの公開時からのアクセス推移を分析することができるようになります。

あなたはアフィリエイトで稼ぐためにこれからGoogleアナリティクスを使って様々な分析をしていくことが可能になりました。

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