
公開型アカウント「LINE@」がオープン化され、法人・個人問わず、月額無料でLINEを使ったコミュニケーションやビジネスに利用可能というニュースが飛び交う中、一方で終焉を迎えよとしているSNSもあります。
「4回ボタンを押すだけで毎日20万円以上を呼ぶ「サイバーATM」が遂に流出…」
「私は、政府の中枢コンピューターを破壊でき、荒稼ぎする指名手配クラスのロシアのサイバー集団と出会い、自宅警備員生活で月収600万円以上を稼げるようになりました」
という、セールスレターのコピーを見る限り、お笑い系かコントの無料オファーでしょうか。
でも、いまどきコントのセルフにも使えませんね。
とにかく意味不明なコピーが付いた商材のレビューです。
URL:http://www.vr-list.com/lp/01/
URL:http://www.vr-list.com/lp/02/
販売業者:一般社団法人日本WEB動画協会
販売業者URL:http://www.j-web.or.jp/
運営責任者:桐山鉄也
ちなみに、日本WEB動画協会というサイトの更新は2012年で止まっています。
「サイバーATM」の実態とは
毎日20万円以上稼ぐ「サイバーATM」とは何だろうかと思いきや、トップ画像の下に「最新のtsu(スー)を使ってほったらかしで完全フルオートで荒稼ぎする手法を公開します」とありました。
ここ以外の場所には一切tsu(スー)って書いてないので気付きませんでした^^;
昨年稼げるSNSということでtsuが登場してきましたが、今年に入って無料オファーだけで3件目ですね。
tsu(スー)のことが良く分からない方は下記をご参照ください。
稼げるの?話題のtsu(スー)はネズミ講ソーシャルか!?
先月はこういうオファーもありました。
tsuで引きこもりの26歳が時給3万円稼いだ方法は姑息で徒労に終わるだけ
上記同様にこのオファーもやるだけ無駄ですね。
tsuっていうだけで既に儲からないという結論が出ているのに、どうして今頃tsuなんでしょうか。
こんなに早くtsuが失速するとは想定外で、ツールの開発が終わった頃には売り時を逸してしまった、といったところでしょうか。
そのことに気づかれないように、tsu(スー)という名称を最小限しか使わないのでしょう。
そのtsuで自称「ノーベル賞級の極悪ツール」を使って、月100万以上を稼ぐようです(笑)
どうやら、ステップメールを使った単なるアフィリエイトのようです。
集客は自称「ノーベル賞級の極悪ツール」を使うのでしょうか。
セミナーがあるようなので、そこでセールスされそうですね。
本当にこの手法で、桐山鉄也氏は実際に稼いだのでしょうか。
私も昨年からtsuでアカウントを作成してお友だちが間もなく1,000人になります。
たまにアフィリエイトリンクや自分のブログへの誘導リンクなどをタイムラインに貼りますが、あまり効果はありません。
それもそのはずです。
始めの頃は、tsuの4ティア制度が儲かるシステムなのではないかとの錯覚に陥り、それが無駄だとわかると、今度はイカサマ詐欺師たちの情報商材やら悪徳セミナー系の投稿がかなり目立ち始めています。
最近tsuに集まっている日本人の多くはそういう人たちばかりなのです。
予想通りだったtsuの凋落と消滅
下記のグラフを見てください。
Webサイトのアクセス状況がわかるツールSimilarWeb(シミラーウェブ)を使った最近のtsuのアクセス状況を示すグラフです。
サービス開始2ヶ月目以降からアクセスは横ばい状態です。
たったの2ヶ月で頭打ちなんです。
月間1540万のユーザーがいて、日本人構成は6.94%ですので、およそ100万人のユーザーがいることになります。
子、孫、ひ孫制度にからめとられたユーザーも多数いそうな気がしますので、どれほどの効果があるのか全く期待できません。
このように前提となるtsuのビジネス自体が予想通りに終わりを告げようとしています。
しかもこのオファーには見込客をセミナーに呼び込んでおいて、高額ツールを売り込むという手口が待っていそうです。
本当にこういう商材が多くてイヤになりますね。
あなたはよもや騙されないと思いますが、くれぐれもお気を付け下さい。
それでは、福山真樹夫でした。