あるアフィリエイターの末路を見てネットビジネス界に思うこと

あるアフィリエイターの末路を見てネットビジネス界に思うこと

私はブログアフィリエイトとメルマガ運営において、参考にしている方が多数います。
とはいっても私は単なる一読者であって、勝手に参考にしているだけなのですが、首尾一貫した運営方針や独自視点のレビュー、推奨教材の選定、俊逸なコピーライティングスキルなどなど、有意義な情報を発信し続けていらっしゃるアフィリエイターさんたちです。
彼らの記事には物事の核心を的確に捉える角度があり、その切り口が私を惹きつけます。

一方では、様々なネットビジネス系ブログが乱立する中、私の個人的な意見としては、みなさん稼ぐ気満々ですね、という印象のアフィリエイトサイトが目立ち過ぎではないかと思っています。

無料オファーの数百円欲しさに悪徳商材を推奨しているブログは、詐欺師の片棒を担ぐ評価する価値すらない最低な存在ですが、それ以外にももっぱら稼ぐことしか念頭に無いようなブログの多いことといったらありません。

パソコン画面のファーストビューいっぱいに大写しされた自称「毎月100万円稼ぐ」系の無料メルマガ勧誘バナーが飛び込んでくるブログ。
両サイドバーにアフィリエイトバナー満載の、記事内容に集中できないブログ。
自分で思考せずにコピペしただけのレビュー群、場違いなイラストや画像を貼った悪ふざけ、根拠も挙げずに終始オファーの言葉じりをとらえた揚げ足取りレビュー、口汚く罵るレビューなど。

ターゲット層に合わせたキャラ設定なのでしょうか。
これから真剣にアフィリエイトをビジネスにしていこうと考えている人には逆効果ではないかと勘ぐりたくなり、世代間ギャップが生み出す価値観の違いなどと、それらしき回答を口にしてはみたものの、なにかしっくりきません。

こうしたアフィリエイターさんたちは、おそらく20代のお若い方々が多いと思います。
彼らは、定年を迎えるこれからの30年、40年先をどのように見据えているのか。まさか今のままずっとイカサマ詐欺師と共存共栄のネットビジネス界で安泰としてアフィリエイトができるとは思っていないでしょう。

「イカサマ詐欺師と共存共栄のネットビジネス界」というと反論されそうですが、ネットビジネスに詐欺商材が無くなったらと想像してみてください。

つまり、詐欺師がいなくなったらどうなるのか。
数少ない情報商材の良品は、例えば楽天やアマゾンの情報商材カテゴリで販売されるかもしれません。CDや書籍アフィリエイトと同様にアフィリエイターの報酬額は2~3%になります。

現在の情報商材は高いもので販売金額の50%の報酬額がありますので、2~3%では生業としていくには心細い数字です。

こうして考えると、ネットビジネスはイカサマ詐欺師ありきの世界なんですね。
とはいえ、犯罪が無くならず警察機構が必要なように、ネットビジネス界にも詐欺師はいなくなりそうもありませんので、アフィリエイターの存在意義はれっきとしたものではあります。

リアルビジネスを推奨しているわけではありませんが、法律がちょっと変わるだけで、現在ネットビジネスで暗躍している詐欺師たちは簡単に根絶する運命にあることも事実です。
特定商取引法を記載もせず、どこの馬の骨ともわからない者が何十万もの高額塾をふっかけてくるビジネスなど他にはありませんから。

そのような関係性を眺めていたところ、参考にしている数少ない本物のアフィリエイターさんの一人から「号外版」と称したメルマガが届きました。

中身を開封して驚きました。

この業界に接したことがある方なら誰しも悪徳商材と瞬時に分かるオファーの勧誘メールだったんです。

「毎月400万円が自動的になだれ込んでくる、再現性100%」
「無料モニターになって空いた時間の15分を使って完全無料で毎月30万円を半永久的に受け取り続けませんか??」
「電車通勤の暇な時間で月収50万円が確定」

胡散臭いというか、初心者層に狙いを定めた詐欺師丸出しコピーを謳ったオファーです。

これを見た瞬間、私は心の中でこう叫びました。
「お前もか!!!」

そして次の瞬間、
「いや待てよ、もしかしたらなりすましメールの被害にあったのかも」
と考え直しましたが、メッセージのソースはこれまでと同じ送信元でした。

このアフィリエイターさんは、独自ドメインを使ったサーバ設置型のメルマガ配信システムを使っているようで、この方のお仲間と思われる数人のアフィリエイターさんたちも同じ送信元からメルマガを配信しています。
悪徳紹介記事内の短縮リンクには、これまで使用していた短縮URLではなく、他のメルマガ配信スタンドのURLを使用していました。

ガッカリしました。
メルマガ、ブログの記事からは信用のおける方に見受けられ、私はアフィリエイトを始めた頃この方のブログ経由である商材を購入したことがあったのですが、これで信用はゼロというか、マイナス面に落ち込みました。

「号外版」は今月に入り4通届きました。
こうして信用のおけるアフィリエイターさんたちが晩節を汚してリタイアしていくんですね。
コピーライティングのスキルを駆使した良質なレビューを書いていた方だけに残念です。

それなりの購読数があるはずなので、メールを1通送っていくら稼いだかは知りませんが、安易な行為に走ってしまったものです。
悪党商材を紹介するだけの、ネットビジネスには掃いて捨てるほどあるゴミ的な価値すらないメルマガの一群にお仲間入りしたわけです。

私自身が、これまで築いてきた信用を一気に落とし込む行為と分かっていながらも、悪徳商材をオファーしなければならない何らかの状況に陥ってしまったことを想像し、このアフィリエイターさんも必ずしも本意ではなかったのではないかということに思い当たり、妙にぞっとするものを覚えました。

私は、その局面をまざまざと見せつけられ、数年間に及ぶ苦労が一瞬にして消え去った現場を目撃したのです。

ネットビジネスは特異な環境であることを常日頃から感じている私ですが、今回の事例を経験し、詐欺師とアフィリエイターの表裏一体となった境界線を垣間見た思いです。

暗黒面に足を踏み入れないよう、自戒の意味を込めて記しました。

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