
今回取り上げるのは、「無料ブログの量産にいつまでもあなたの大切な時間やお金を使う必要はありません」という、『無料ブログアカウント半自動取得ツールDynamic accountダイナミックアカウント』です。
無料ブログの登録作業自体は単純作業なのでツールに任せて、労力と時間を有効活用する。
ブログの量産を考えている方には、無料版で性能を確かめることができますのでツール自体は安心な商品だと思います。
セールスレター曰く、
- 面倒で誰がやっても同じ無料ブログアカウントの取得作業を文句も言わずひたすら行ってくれます。
- しかも、1つのブログサービスのアカウント取得に掛かる時間は約30秒程度。
- 20種類のブログアカウントの取得をわずか10分程度で完了してくれます!
- 手動での作業の実に14倍の早さです。
とのこと。
しかし、使用するに当たっては幾つかの注意点があります。
さらに言及するならば、私はこういったツールは不要だと考えます。
「Dynamic account(ダイナミックアカウント)」
URL:http://dm-ac.info/infotop/
運営責任者:武山徳行
ブログ運営会社のID削除に注意
無料ブログでアカウントを量産した場合、多数あるブログの記事の更新は自動投稿ツールを使うことになるのでしょうか。
また、IP分散しないまま、同一のインターネット環境下から大量のブログを作成したあなたのIPアドレスは同一のものになります。
IPアドレスとは、インターネットのネットワークに接続されたコンピュータや通信機器1台1台に割り振られた識別番号です。
こうした行為は、ブログ運営社にとっては、何の利益もないばかりか、サーバーの負荷につながりますのでブログ開設が制限されます。
自動投稿ツール、同一IPアドレスはいずれもブログ運営会社のID削除対象になりやすいというリスクがあります。
良質な被リンクの効果は今でも健在
以前のアフィリエイト手法からいえば、サイトを量産すればするほど被リンクでSEOの効果が上がり、収益に繋げることが可能でした。
これは、2012年のペンギン・アップデート導入までの話ですね。
毎日のように更新を重ねるGoogle検索アルゴリズムのアップデートにより、ブログ量産作業で発生したサテライトサイトでは、もはや被リンクの重要性はゼロとは言わないまでも口にするほどのものはありません。
また、同一IPアドレスの被リンクは、その中で最も価値のあるリンクしか評価されません。
無料ブログサイトのIPアドレス分散設計がどうなっているか不明ですが、FC2ブログのアフィリエイトランキング10位内のサイトのサブドメインIPアドレスは2種類だけでした。
ただし、「210.138.61.x」のようにクラスCまで一緒でしたので、Googleアルゴリズムに対応するSEOとしては無料ブログ間の被リンク作業はやるだけ無駄と言うことになります。
クラスCまで同じIPアドレスからの被リンクは、評価が下がる、よくても無いに等しい、と言われています。
被リンク効果は、サイト運営者には依然として重要な要素ですが、リンクネットワークのような振る舞いをしたり、関連性の低いサイトや情報量の少ないペラサイトからの被リンクは逆効果になります。
もう少しこの問題を掘り下げると、「自然言語を理解した上で専門家の書いた記事を理解する」という最適なアルゴリズムがあなたのサイトを評価しています。
これは、「オーサーランク」という誤訳が元で間違った意味合いで理解されているものに相当します。
怖いですね(笑)
コピペサイトや質のない内容って簡単に見破られてしまうんですから。
ツールを使ったSEOのほとんどは、検索利用者に良質なサイトを提供しようとするGoogleの意図とは関係なく、ランキングを操作しようとする手法なので、私はお勧めしません。
結局SEOは、更新頻度を上げ、情報量を増やすに尽きると思います。
私はこのようなツールは不要であると考えます。
それでは、福山真樹夫でした。