オールインワンSEO対策ツール GRAND SLAMはGoogleのペナルティ対象か

オールインワンSEO対策ツール GRAND SLAM

今回は、アフィリエイター待望のオールインワンSEO対策ツール誕生、メールアドレス取得から、ブログ記事投稿まで、SEO対策がこれ一つ!「オールインワンSEO対策ツール GRAND SLAM」という謳い文句の商材をレビューします。

セールスレターの動画では、この商材の具体的な機能説明は一切なく、ガジェット新商品のティーザー広告に見られるイメージ戦略のごとく、何も伝えないまま終わっています。
商材名に冠したSEOのことなど一切触れずに。

人気商品の広告なら焦らされても期待値が高い分我慢もできますが、見知らぬ怪しげツールではまさにイライラが募るばかりです。

オールインワンSEO対策ツール GRAND SLAM
URL:http://grand-slam.biz/
販売業者:cast a spell合同会社
運営責任者:倉坂貴也

商品コンセプト自体に誤りがある

そもそもこの商材のコンセプト自体に誤りがあります。

フリーメールアドレスを取得して、無料ブログを量産し、そこに記事を自動作成、投稿する。

提供された説明から導き出せるこのツールのSEOとは、無料ブログを量産してツールで記事をコピペし、無料ブログ間でリンクを貼りましょう、と言うことのようです。

私も使用しているFC2ブログを、以前、ランダムに10サイトほど調べてみましたが、ドメインの実態に当たるIPアドレスは「210.138.61.x」のクラスC「61」まで同じアドレスのものが多く、Googleアルゴリズム的には同じサイトとして見なされてしまいます。

無料ブログを量産したところで、無駄な作業になるのはもちろんのこと、Googleの評価が下がり逆効果になってしまいます。

Googleのペンギンアップデートに違反
  • 被リンク目的のために作られたリンク
  • プログラムで被リンクや文章を自動生成する行為

真正面から衝突しますね。

Googleのパンダアップデートに違反
  • 独自性や専門性が低い
  • 他サイトと内容の重複度が高い

違反することを目的にしたツールなんでしょか(笑)

この手の量産ブログには言っても無駄な話ですが、本来、Googleのウエブマスターツール(現Search Console)やアナリスティックスページを確認すれば、検索順位の上下動の理由は分かるんです。

興味がある方のみ下記サイトでご確認を。
参照サイト(英文)

ツールの謳い文句を検証したはずのサイト事例が無い

そしてこのツールの最大の欠点は、このツールで量産したサイト事例がないということです。

「寝ている間にも作業が進むあなた専用のSEOスタッフ」と言い切る根拠となった、ブログサイトは公開されていません。
実際に検索上位に表示されているかどうか確認することって私のこじつけでは無く、常識ですよね。

毎月高いライセンス料を払って購入するわけですから、事前に「記事の自動作成」機能で作られた記事はどこまで独自性があるか是非とも知りたいところです。

文章自動変換機能でリライトされた文章を確認し自然な文章になっているのか、Googleのスパム判定に耐えられるのかを見極めたいところですが、この手のツールは一向に肝心な部分には無口になります。

・完全一致最大文字数
・連続一致最大文字数
といった文字列の一致度合いを調べたいところなんですが。

SEO、記事自動作成ロジックに一切触れていないのは、商材のコンセプト自体に無理あることを隠しているからです。

無料ブログの量産と言っている時点で有効な被リンクは生まれませし、スパム判定を受けるのがオチです。

この手のツールには十分にお気を付け下さい。

それでは、福山真樹夫でした。

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