2016年アフィリエイトサイトのSEO事情

2016年アフィリエイトサイトのSEO事情

2016年に入り、あっという間にひと月が過ぎてしまった感が否めません。

1月を振り返ってみて思い出せることは、アイドル系のまとめサイトを運営している私としては見逃すことのできない、2ちゃんねるの芸スポ速報スレランキングを久しぶりに大きく変動させたニュースだけ。
国民的アイドルグループの独立騒動、好感度No.1女性タレントの不倫報道に新年早々から振り回され、お祭りスレに足繁く日参したこのひと月でした。

流石にこれではいけないと深く反省し、今年のSEO事情を考察してみました。
本業のWeb制作会社で行ったSEO調査なので、アフィリエイトサイト運営にも役立つ情報になっていると思います。

特に重要と思われる次の5つをご紹介します。

 モバイルフレンドリー
 AMP
 コンテンツSEO
 常時HTTPS接続
 ユーザー体験

モバイルフレンドリーの強化

モバイルフレンドリー一つ目は、言うまでもなく昨年の4/21から始まったモバイルフレンドリーの強化です。

モバイルフレンドリーとは、Googleのモバイル検索において、モバイルに最適なサイトを検索結果において優先する検索ランキング要因のことです。
要はスマホサイトがあるかどうかにより検索順位が変動し、スマホサイトがある場合は「スマホ対応」というラベルが検索結果ページに表示され、SEOに有利ということです。

このモバイルフレンドリーが開始された時点では、単にパソコンサイトとは別にスマホサイトが用意されているかどうかが問われました。

WordPressであれば、無料版のWPtouchプラグインを使って20~30分でスマホページを急ごしらえすれば、Googleから及第点がつけられ「スマホ対応」ラベルを貼ってもらえたのです。たとえその出来栄えが、パソコンサイトと比べて劣ったものであっても。

今後はユーザー体験の低いスマホ対応サイトが増えた結果、「対応度」の中身が見直されるでしょう。

第一に考えられることは、スマホ対応サイトであっても表示速度が遅い場合、そのサイトはモバイルフレンドリーではないとGoogleが評価することです。
すでに「アプリインストールを促す全面広告は11/1から「スマホ対応」にあらず」というペナルティも科せられていますので、今後はモバイルフレンドリーの要素に表示速度が加わってくることは避けられないと思います。

WordPressサイトでは、下記のような対策を済ませておくことをおすすめします。

WordPress表示速度の高速化とSEOとの関係

なお、スマホ非対応の方は「ウェブマスター向けモバイルガイド」が役に立ちます。

モバイル向けのクイック・スタート・チュートリアル、モバイルSEOを正しく実装する方法、よくあるミスを確認して、サイトをモバイルフレンドリーにする方法を学ぶことができます。

AMPでページ読み込みスピードが0秒

AMP(アンプ)とは、Accelerated Mobile Pagesの略で、Googleが提唱し、TwitterやLINEなど大手メディアが参加しているプロジェクトです。
Googleのモバイル検索結果ページにおいて、Webサイトに遷移せずにサイトの閲覧ができてしまうというものです。

スマホサイトの表示を高速化するどころか待ち時間ゼロ秒という、モバイルユーザーには大変便利な機能でも、Webサイト運営者にとっては歓迎できない大きな問題点を内包している新しい技術です。

Google ウェブマスター向け公式ブログにAMPのイメージ画像がありますので、AMPがどういうものか参照することができます。

検索結果画面にカルーセルで並んだ画像をタップすることで画面下部から記事がスッと現れ、そのサイトに移行した感覚が無いまま、その記事を読むことができます。
ページ読み込みスピード0秒感覚を体験することができます。

AMPデモ画面
上図はAMPの検索デモページでAMPに参加している「朝日新聞」を検索したものです。
「朝日新聞」に関連した記事の画像がカルーセル表示されています。
その中から葛西選手の記事をタップすると、Google検索結果画面の下部から上部に向かってその記事がスルスルッと現れ、あっという間に記事を読むことができました。

こうした技術により、Webサイトに訪れないアクセスユーザーが増え、様々な懸念事項が頭をもたげることになります。

アクセスログ解析の正確性、離脱率増加の助長、コンバージョン率の低下などが挙げられますが、個人的に一番気になることは、アフィリエイトリンクがAMP内で正常に機能するかどうかです。

Googleアナリティクスを提供するGoogleなどの大手企業は、着々と自社のサービスがAMPページで機能するように取り組んでいるようです。

しかしここで問題なのは、あくまでも私見ですが、アフィリエイトを提供するASPなどは新技術に対して蚊帳の外ではないかという点です。

モバイルフレンドリーに最適化しているにも関わらず、サイトに誘導されないという現象に戸惑い、AMP不要論が騒がれる最中、早くもAMPを検証するツールがSearch consoleメニューに追加されています。(「検索での見え方 > Accelerated Mobile Pages」メニュー)

これからも分かるようにGoogleのAMPに対する本気度は疑いようもありません。
歩調を合わせるように、WordPress開発チームもAMP対応のサポートを打ち出し、「AMPプラグイン」がすでにリリースされています。(*まだベータ版なので取り扱いに注意)

アクセスユーザーがもたらす従来と変わらぬ成果をサイト側に残す改良が待たれますが、インターネットの様々なインフラを巻き込むこのAMPへの対応が、2016年中には検索ランキングの要因に追加されるかもしれません。

願わくば、インターネットの壇上からタクトを振るうGoogle先生の課題が、我々サイト運営者にとって仕様変更の少ない試験であることを祈るばかりです。

コンテンツSEO

今更説明する必要もありませんが、コンテンツSEOとは、サイトテーマにあった質の高いオリジナルコンテンツを継続的に発信し続けることで、自然と検索エンジンからの流入を増加させる集客手法のことです。

こうしたGoogleのユーザー志向は、今に始まったことではなく、Googleの会社案内ページの先頭に書かれた第一の理念「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」に起因する普遍的な考え方であって、当然2016年度も引き続き行う最も重要なSEOのひとつです。

下記のページを参照し、再度アクセスユーザー目線で価値のある情報を見極めることが大事です。

情報商材の記事を書くために必要となるSEOキーワード選定のコツ

ブログアフィリエイトでSEOキーワードを使った稼ぐ文章の書き方

常時HTTPS接続

常時HTTPS接続HTTPSとは、通信内容を暗号化した安全な(セキュアな)通信手段であり、SSLプロトコルを用いて提供されます。HTTPSによるセキュリティ保護により接続の安全性が確保され、個人情報やなりすまし、改竄、盗聴などの攻撃を防ぐことができます。

SSLを利用したWebサイトのページのアドレスは「http://」ではなく、「https://」から始まり、ブラウザのアドレスバー上には、SSL暗号化通信を表す鍵マークとともにhttpsの表記は緑色になります。

そのHTTPS(SSL)接続に関するGoogleの対応がこのところ活発になっています。
Chromeブラウザが非HTTPS(非SSL)サイトにアクセスすると、セキュリティ警告を発する機能をデフォルトで備えるという噂があるのです。

開発版のオプションには実装されていますが、国内ではYahoo! JAPANをはじめとした大手サイトでも常時HTTPS接続への移行は実施されていないのが現状なので、私はこのセキュリティ警告のニュースを目にしたとき、Googleの性急な態度には驚かされました。

一方でSEO会社のニュースリリースは、「Google検索結果の1ページ目に表示されるHTTPSの割合が25%以上」になっていることを伝えています。

この2つのことから、検索ランキングのシグナルにHTTPSが使用されていることが見えてきます。
そのことは、Google ウェブマスター向け公式ブログ「 HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります」からも読み取れることです。

HTTPからHTTPSへの変更はかなり煩雑です。
できることなら移行作業を見送りたいところですが、それ以前に契約しているレンタルサーバ会社が提供しているSSLサービスにも大きく左右されそうです。

SSL機能を維持するには、サーバ代金とは別に毎年数万円の更新費用が掛かります。
個人では負担が大きく、なかなか常時HTTPS接続には踏みきれません。

今後のレンタルサーバ契約は、格安SSLを提供しているサーバ会社を選択肢の条件に加え、新規サイトは最初から常時HTTPS接続で構築すべきではないでしょうか。

ユーザー体験

ユーザー体験これまで述べてきたことは、全てユーザー体験(UX)に関することでもあります。

ユーザーがWebサイトに接する際、スマホサイトに最適化したユーザーインターフェイス(UI)に触れ、求めている情報が提供され、セキュリティも万全となれば、ユーザーはそのサイトでポジティブな体験と満足を得ることができます。

こうした体験をユーザーエクスペリエンス(User eXperience)と呼び、日本ではユーザー体験(UX)と訳されます。

あなたのブログを訪れたユーザーがどれだけ素敵なひとときを過ごすかが、SEOの本質ということです。

今回のSEO考察を通じて改めて感じたことは、ネットビジネス特有の胡散臭い情報商材、無料オファーの数々が未だに仕掛けてくる被リンク売買、陳腐なSEO対策、コピペサイトといった手法が如何に旧石器時代のシロモノかということです。

疑う余地のない詐欺的手段に対して忠告めいたことを言ってしまいましたが、当たり前すぎて読者を馬鹿にした行為にも思え、私としては自分自身の発言に恥ずかしさを覚えてしまうのですが、相変わらず被害者が絶えないネットビジネス界を前にして、ここは実に奇妙な場所なんだなと、思わず嘆息するように口ずさんでしまいました。

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